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和牛改良研究会の発表

 投稿者:a5farm  投稿日:2014年 1月26日(日)14時26分15秒
返信・引用
   1月16日に、全国和牛登録協会岐阜県支部主催の「和牛改良研究会」がありました。

 県内の5和牛改良研究会の他、農業高校なども発表し、その中で、私も、南飛騨和牛改良組合(下呂市)を代表して発表をしました。
 我が組合の発表は、「我が組合の種雄牛造成の取り組み」です。
 その発表全文を掲載します。

   我が組合の種雄牛造成の取り組み 南飛騨和牛改良組合

 南飛騨和牛改良組合です。我が組合の種雄牛造成の取り組みについて、発表します。ひとつひとつのスライドの説明はしませんので、スライドを見ながら聞いて下さい。

1)はじめに 南飛騨和牛改良組合の状況 について 説明します。
 私たちの組合は、戸数45戸、繁殖雌牛約900頭という、小さな組合です。我が組合は、下呂市の合併後に旧五町村の和牛組合が合併したという成り立ちのため、各地区によって特色や歴史があり、繁殖雌牛の構成などにも違いがあります。
 しかし、我が組合は、組合員はみな仲間であり、組合員が飼育する牛はどの牛も同じように大事な牛であるという考えで、組合活動をしています。毎年の下呂市の共進会は、県内産、県外産の産地や血統を問わずに参加し、牛に対する見方や考え方が違っても、みんなで見て、良いものは良いと認め合い、学び合う、というやり方で開催しています。
 組合の個々の農家の経営は、県内産の雌牛を主に保留・導入している農家、県外産を主として導入している農家、あるいは両方のやり方を取り入れている農家と様々です。また、一貫肥育農家が頭数として約3分の1の雌牛を飼育しており、その他に肥育経営もあり、組合内、市内で育種能力が判明しやすい環境にあることも、我が組合の特徴です。

 我が組合の繁殖雌牛は、約3分の2が県有種雄牛を父とする県内産で、これらはすべて安福系です。また、約3分の1は、県外からの導入牛や県有種雄牛以外を父に持つ雌牛です。この中には母牛が県内産という牛も多く、また、県外導入の牛の中には、安福系も含まれています。我が組合の繁殖雌牛は、他の組合や地区と比べ、自家保留や地域内での子牛の導入比率が高いので、そのため、安福の血液が濃く、近交係数が高くなっています。
 我が組合は、昨年の研究会でも発表したように、他地区、他組合より子牛の事故率が高く、それは近交係数が高いことと関係があるのではないかと研究に取り組んでいます。まだ、はっきりと解明できていませんが、できるだけ近親交配を避けるようにし、また、子牛育成の研修会を開催するなど、子牛の事故を減らすことに努めています。

2)つぎに、南飛騨和牛改良組合が求める種雄牛について、話します。
 我が組合では、優秀な子牛の自家保留や地域内導入に努めてきましたが、最近、白清85の3や花清国などの繁殖雌牛が増えるにつれて、これら安福系の牛に安心して交配できる種雄牛が欲しいという声が大きくなり、役員会でも時々議論されるようになってきていました。こういうなかで、今年度、県の「飛騨牛改良推進事業実施要領」が改定され、県内各地域の五つの和牛改良組合が岐阜県の種雄牛造成の中心的役割を担うように変わりました。この改定について、「これからは、自分たちの要望する種雄牛を、組合で造成することが出来るようになった」と歓迎の声があがっています。
 しかし、実際に、県から文書で我が組合の種雄牛造成方針の提出を求められると、これをまとめることがなかなか難しく、何度も役員会や、役員会以外の場でも検討を重ねました。

 こうして作成した、我が組合の種雄牛造成方針を説明します。
 我が組合が目指す飛騨うしのビジョンは、県の要領が示している「サシの細かさ、肉色の明るさ、モモ抜けの良さ等の形質を向上する」ことと共に、「食べて美味しい味の良さを合わせ持つこと。また、消費者に美味しいと喜ばれるだけでなく、肥育や繁殖の生産者にも飼育しやすいと喜ばれる丈夫さと健康を合わせ持った牛であること。そして、全国の肥育農家・繁殖農家が導入したいと思うような魅力ある牛」、これが私たちの目指す飛騨牛(うし)です。
 我が組合の繁殖雌牛は、今後も白清85の3や花清国などの安福系優良雌牛の保留に努めていきます。また、今後の計画として、組合内で種雄牛の造成を継続して行えるように、必要な血統や系統の遺伝資源の導入を積極的に進めていきます。
 そして、我が組合の繁殖雌牛に対応し、安福の力を大黒柱にして考えると、次の三つのタイプの種雄牛が必要です。①安福系の雌牛に交配できる資質系種雄牛。②安福系の雌牛に交配できる体積系種雄牛。③その他の雌牛に交配できる安福系種雄牛。これらは、その時々の状況による優先順位はあっても、どのタイプも必要な種雄牛です。

3)つぎに、専門委員会の決定と我が組合の造成方針の関係について、話します。
 昨年9月の専門委員会で、県の平成26年度種雄牛造成方針が決定しました。その内容は、①白清85の3の後継牛を造成する。②基礎雌牛は各地域から推薦するものとする。③指定交配種雄牛は、白清85の3とする。ただし、地域で必要とする場合には、例外を認める。と言う文章で、各組合から提出した種雄牛造成方針との関係が不明確でした。

 この決定を受けて、我が組合では、基礎雌牛と指定交配種雄牛の選定に取りかかったのですが、県の種雄牛造成方針がこのような文章であるため、組合の造成方針と県の造成方針との関係がどうなのか。また、我が組合では、当面の問題として白清85の3や花清国などを保留した時に交配できる種雄牛が求められているが、例外を認めるとはどういうことかで見解が一致せず、なかなか先に進むことができませんでした。
 時には、組合の役員会で、激しいやり取りをしました。役員会が決裂したこともありました。しかし、何度もの話し合いや県への問い合わせ、地域協議会での確認などをすすめる中で、我が組合が、交配計画の決定から人工授精、直検候補牛の選抜、そして、先行交配や現場後代検定に至るまで、これらに責任を持って取り組むのであれば、我が組合の種雄牛造成方針を着実に推進すればよい、と確信を持つことができました。

 こうして、ようやく、実際の仕事として、基礎雌牛と指定交配種雄牛の選定に取り組むことができました。方法としては、まず、各地区と個別の経営から基礎雌牛候補と指定交配種雄牛候補を推薦し、その後、改良協議会の委員と一貫肥育農家の代表とで具体案を作り、これを役員会で検討し、我が組合の基礎雌牛23頭と指定交配種雄牛4頭を決定しました。しかし、この種雄牛造成の取り組みは、期限までに名簿を提出するという制約もあり、いまは、まだ、組合の役員会の合意でしかありません。さらに、全組合員が合意した取り組みになるように、努力していきます。

4)つぎに、我が組合の基礎雌牛と指定交配種雄牛を、先に述べた三つのタイプごとに、その造成目的と推薦理由の主な内容を説明します。

 ① はじめに、安福系の雌牛に交配できる資質系種雄牛 について、
 指定交配種雄牛は美津照重、基礎雌牛は、護煕王、安栄、新月、松花の血統です。
 指定交配の美津照重は、家畜改良事業団の種雄牛で、岐阜県での育種価はBMS3.0、枝重25キログラムです。血統は父が美津福の息牛の美津照、2代祖が美津福と、美津福の息娘牛交配の牛ですが、3代祖は宮崎の糸秀、4代祖は鳥取の八頭と、兵庫の血液が約8割の血統です。この牛は、2代兵庫ですが、その先に第7糸桜や鳥取の血液が入っているためか、本牛の体高は157センチメートルと背が高く、子牛は丈夫との情報を得ています。
 この雌牛は、いままでに安福系だけでなく、糸系、栄光系など5頭の種雄牛で6頭の肉牛を生産し、そのうちBMS12が3頭、11が1頭、10が1頭、8が1頭と、多様な血統に適応する能力が高い雌牛で、血縁が離れている方がより能力を発揮するというこの牛の特性がうかがえます。
 この計画交配から生まれる牛は、約3分の2が兵庫の血統になり、期待育種価は、BMS3.1、ロース芯18.0平方センチメートル、枝重51キログラムとなります。
この種雄牛造成の一番の狙いは、新しい兵庫の血液を導入して遺伝資源の多様化、近交係数の引き下げ、そしてBMSの維持・向上を目的にしたものです。この牛は、護煕王以外の安福系の雌牛に交配して、その産子の近交係数は6.25パーセント以下になります。

 ② つぎに、安福系の雌牛に交配できる体積系種雄牛 について、
 交配種雄牛は茂重安福、雌牛は、北国茂、平茂勝、安福栄、糸光の血統です。
茂 重安福は、私の牛なので、少し言いにくいのですが・・・この種雄牛は、茂重波、安福、安光と3代兵庫の血統ですが、平茂勝の血が入った雌牛との交配では枝重が格段に大きくなることが多く、平茂勝系統や糸系との相性がよいことが特徴です。
 この雌牛は、いままで、4頭の種雄牛で6頭のA-5の肉牛を生産し、そのうち茂重安福では、BMS12と10を出しています。枝重の育種価は111キログラムです。
 この計画交配で生れる子牛の期待育種価は、BMS2.8、ロース芯15.5平方センチメートル、枝重82キログラムとなります。
 この種雄牛造成の目的は、共進会で賞を取るにはBMSが力不足でも、通常の枝肉出荷で確実に枝重を引き上げて農家の所得を向上しようとすることです。この牛は、ロースまわりが良く、コザシときめの細かさを持った、兵庫の血液が半分の体積系種雄牛が狙いです。また、この牛は、茂重安福の娘牛や孫牛以外では、どの安福系の雌牛に交配してもその産子の近交係数は6.25パーセント以下になります。近交係数の引き下げること、安福系に必要な茂金系の血液を導入すること、牛を大きくすることが目的です。

 ③ つぎに、その他の雌牛に交配できる安福系種雄牛 について、
 交配種雄牛は白清85の3、雌牛は、光平福、糸福、安福、安福です。
 この雌牛は、安福系でありながら枝重の育種価が102キログラムときわめて高く、今までの白清85の3との交配で、優秀な枝肉ばかりでなく、高い育種価の娘牛も生み出しています。この交配は、枝肉や娘牛で示された産肉能力を種雄牛に移し替えようというものです。
 この計画交配で生れる子牛の期待育種価は、BMS3.0、枝重55キログラムとなり、先にあげた娘牛の推定育種価とほぼ同じ数字です。この種雄牛は、県外からの導入牛や、先に説明した①や②のタイプの種雄牛を交配したその娘牛に交配する目的です。

 以上、我が組合の基礎雌牛23頭の計画交配のうち、3例を紹介しました。

5) 終りに、我が組合の種雄牛造成の取り 組みについて  話します。
 今年度の取り組みは、種雄牛の造成方針と基礎雌牛の交配を決めることだけです。実際の種雄牛造成の仕事は、平成26年度に指定交配を実行することで始まり、早いものでは来年の今ごろ、子牛が生まれてきます。我が組合は、常に指定交配とその受胎状況、子牛の分娩や発育状況を把握し、組合で直検牛の推薦をするつもりです。そして、我が組合で造成する種雄牛については、先行交配に積極的に取り組み、一貫肥育農家などの協力を得ながら現場後代検定15頭の内の大部分を組合内で責任を持とうと話し合っています。それは、自分たちの望む種雄牛を、自分たちで造成するのだから、それをいち早く試してみたいからです。 同時に、他地域で造成した種雄牛についても、先行交配に協力をしていきます。

 我が組合の種雄牛造成の取り組みは、いま、始まったばかりですが、大きな志をもって取り組んでいきたいと思います。牛の祖先は、あのフランスのラスコーの壁画で有名なオーロックスという野牛ですが、この野牛を約8千年前に西アジアで飼い慣らし始めてから、現在の日本の和牛、黒毛和種に至るまで、世界各地の多種多様な牛に造り上げてきたことは、私たち人類の先祖の偉大な業績です。あのオーロックスを現在の家畜の牛にまで育種・改良したことに比べれば、飛騨牛(ぎゅう)の肉質や、飛騨牛(うし)の体型などの改良は、些細な取り組みにすぎないと言わざるを得ません。私たちは、家畜改良の先輩たちの偉大な知恵を全面的に、科学的に学び、受け継ぎ、発展させていきたいと思います。
 近親交配についても、家畜の牛では先輩たちの数々の経験から、その限度は近交係数で5パーセントとされていますが、叔父・姪交配、叔母・甥交配の近交係数が6.25パーセントになるため、私たち繁殖の現場では、これを基準にしていきたいと考えます。

 最後に、県に対して、一つお願いがあります。今回の組合の種雄牛造成の取り組みを進めている間にも、まだ育種価が出ていない牛から、次々と新しく良い枝肉が生産されてきました。我が組合の約4分の1の雌牛は、まだ育種価がありません。これらの牛など、造成計画に入っていない牛であっても、これは、という子牛が生まれて、もし、「南飛騨和牛改良組合が責任を持つので、何としても種雄牛にしてください」と要望する場合には、ぜひ、この願いを聞き入れてください。牛は生き物です。1頭、1頭が違い、兄弟でも、同じ牛はいません。一度のチャンスを逃すと、二度目はなかった、という経験は、みなさんが持っていると思います。ぜひ、ご検討をお願いします。

 さて、県内の和牛改良組合である、東美濃和牛改良組合のみなさん、郡上、高山市、飛騨市和牛改良組合のみなさん、仲間として競い合いながら、また、協力しあって、飛騨牛(うし)をさらに発展させるために、いっしょに種雄牛の造成に取り組んでいきましょう。
そのためには、この場にお集まりの、県や畜産研究所をはじめ各地域の種雄牛造成に関わる皆様方のご意見や、ご指導、ご協力を、ぜひともよろしくお願いします。

 これで、南飛騨和牛改良組合の発表を終ります。ありがとうございました。




 
 
 

和牛の育種・改良について

 投稿者:a5farm  投稿日:2014年 1月26日(日)13時49分17秒
返信・引用
   久しぶりの書き込みです。

 HPの本文にも書いているように、今の和牛育種には、凍結精液の人工授精ならではの大きな問題があります。

 この掲示板で、みなさんと意見の交流ができればよいと願っています。

 よろしくお願いします。
 

掲示板が新しくなりました

 投稿者:A5ファームメール  投稿日:2011年 5月28日(土)21時23分37秒
返信・引用
   新しい掲示板になりました。
 みなさん、気軽に投稿してください。
 よろしくお願いします。
 

掲示板が完成しましたキラキラ

 投稿者:teacup.運営  投稿日:2011年 5月28日(土)21時01分40秒
返信・引用
  ご利用ありがとうございます。

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